尖ったメニューの開発方法とは?

繁盛店とされるお店にはやはり個性的な
商品がありそれをお客さんは
高く評価している事が多いです。

お客さんの印象に残るような
「尖ったメニュー」を持っているお店が
選ばれる理由になります。

そしてこのような独自商品を持つことで
地域のタウン誌やマスコミにも注目され
紙面、テレビで取り上げられやすくなります。

こういった媒体の宣伝効果は抜群。
テレビで放送された翌日には
あなたのお店を目指してお客さんが
殺到し行列ができたりします。

星の数ほどある飲食店、
お客さんは自分の意志で選び放題
このような独自商品を持つことが
選ばれる店になる第一歩です。

以上からも尖ったメニューを持つべき理由が
お分かりいただけたと思います。

それではここから実際の
開発の仕方を解説していきます。

「尖ったメニュー」とは
奇抜な商品をいう訳ではありません
個性的商品というべきでしょうか。
ここを勘違いしない様にして下さい。

例えばマーボー豆腐。
中華料理店に行けば
大概どこでも目にする商品です。
マーボー豆腐を尖らせるには
ただ辛くしてお客さんを驚かそうではダメです。
辛さの中に味の奥行きがあったり
ひと口食べて「ん?なんだこの複雑な味は⁇」と
思わせ、二口、三口と箸が止まらない味。

そして商品を出す時の演出、見た目も大切です。

イメージ写真です

ただ単にお皿に盛り付けるのはなく
熱く熱した土鍋でぐつぐつと煮えたぎり湯気がもくもくと立ち上がっている。

SNSが全盛の世の中。

お客さんが写メを撮って拡散すれば
瞬く間にお店の評判も広がります。

個人店では数十種類のメニューがあるより
ひとつの「尖ったメニュー」を持つことで
お客さんの印象に残り、
「あっ!あの店の~を食べに行こう」となり
目的客を掴む事ができます。

こう考えると繁盛店には

イメージ写真です

いわゆる看板メニューがあり
お客さんはそれをめがけて来店している
のが理解できます.

どこを切っても金太郎あめのような
画一的な商品は大手チェーンに任せて個人飲食店は
その個性を商品を通じて
アピールする必要があります。

もしかしたら既にあなたのお店では
「尖ったメニュー」をお持ちかも知れません。
それに気付いていないだけかもです。

尖ったメニューを開発するに当たり
新しくいちから考える必要はありません。
現存するメニューに足してみる、引いてみる
掛け合わせてみる、見せ方を変えてみる
このような発想で開発して下さい。

例えば担々麵、スープを引いたものが
汁なし担々麵。

今、流行なのがラーメン×寿司セット
これも居酒屋さんなら新しい食材を仕入れることなく
直ぐにできます。

あるお店ではマグロ丼の器を小さく変えただけで
メガ盛りに見えるような商品を作り
お客さんを呼ぶ目玉になっています。

そして今あなたのお店に実は尖ったメニュー候補が
あるにもかかわらず日の目を見れていなのは
「伝え方」に問題がある場合が多いです。

以前は良く出ていた商品なのに
最近、出数が落ちてきたなと感じたら
お客さんにその商品の良さが
伝わっているかどうかを疑いその伝え方を
改善していきます。

こだわりのある食材を使っていても
それがお客さんに伝わっていなければ
それは独りよがりです。

お客さんにその価値が伝わり
初めてこだわりが受け入れられたと
考えて下さい。

またメニューに載せる写真の
撮り方ひとつで売れ行きがガラッと
変わったりします。

イメージ写真です

この写真と

イメージ写真

この写真、どちらが美味しそうに見えますか?

もしかしたらわざわざ商品を開発しなくても
既存のメニューの見せ方を変えるだけで
お店独自の商品として確立できるかも
知れません。
これも伝え方のひとつです。

以上を参考にあなたの店の
尖ったメニューを考えて下さい。