今日のテーマは
「接客」の意味を改めて考える。です
ファミリーレストランに行くと
スターウォーズに出てたC3POみたいなロボットが
料理を運んだり、お皿を下げたりと
忙しそうに動き回ってます。
牛丼のチェーン店に行けば
食券を買い、番号が掲示板に表示されたら
自分で取りに行き食べ終わった食器は
洗い場前まで自分で持って行く。
デリバリーをお届けしても
そのほとんどが「置き配」指示。
お客さんとの会話はインターホンのみ。
「ご苦労様」の一言もなし。
このように時代は「非接触」「非対面」が
主流になりつつあります。
この流れを加速させたのは間違いなく
コロナでしょう。
でもこの流れを私は寂しく感じます。
ロボットが運んできた料理を
自分で取って食べる、これ楽しいですか?
最初は物珍しさもあっていいかと思いますが
店員さんが元気な声と笑顔で
お客さんの顔を見ながら配膳してくれるのでは
どっちが人の温かみを感じる事でしょう?
そもそも「接客」とは
客に接すると書きますよね。
料理とお客さんの間に人が介在して
接するから「接客」なんです。
ロボットが「~さん久しぶり」
「今日は新鮮な魚が入ったから刺身でどう?」って
言ってくれますか?
チェーン店では「いらっしゃいませ」
「ありがとうございました」の声さえも
聞かなくなりました。
これって飲食業というより社員食堂と
同じです。
出された料理を黙々と食べ
終わったらさっさと帰る・・・
いくらファストフードとはいえ
これは寂しいと感じます。
大手ではこういった「非対面」「非接触」の
動きは進んで行く事と思います。
こういう世の中だからこそ
私達、個人店は人の温かみが感じられる
「接客」を大切にしなければいけませんね。
飲食店はお客さんに美味しい物を提供し
空間を提供して
楽しんで帰ってもらう事が
仕事だと思うんです。
あなたのお店は「接客」出来てますか?