利益を生む仕組み作り

割引してお客さんを増やす事の弊害

今日は「割引して集客する弊害」についてです。

売価1000円、原価500円の商品があったとします
この商品の粗利は500円です。

これが1日に100食売れているとすると・・・
500円×100食=50000円の粗利になります

では2割引き(200円引き)で売ると・・・
原価500円はそのまま、粗利が300円になります。

2割引きで売って、仮に2割(20人)のお客さんが
増えたとしましょう。

すると・・・
120食×300円=36000円(適正価格で売った時より
14000円の減益)になります。

値下げ前までの粗利50000円までに戻すには
50000円÷300円=166人(1.6倍増)

2割引き販売をすると新たに66人の
集客が必要になります

でも実際には66人の増加(増益)は
難しいので割引をする時に
原価を下げる為、品質を落とし
粗利を拡大しようとする向きもありますが
これは悪手です。

俗に言う、「安かろう、悪かろう」ですね。

このように割引き販売して客数が
一時的に増えるかも知れませんが
66人増加したお客さんに対応するため
人件費や材料費もそれだけ余計にかかり
忙しく働いても最終的には
利益が残らない原因になります。

これが割引集客した結果の弊害です。

割引集客したお客さんは
割引がなくなると来なくなります。

割引が目当てなので当然と言えば当然です。
またそういうお客さんに限って
安い料理でちびちびお酒を飲んで
滞在時間が長くなる傾向にあります。

割引は客層の低下までも招きます

じゃあ割引が悪手かといえば
場合によっては、そうとも限りません。

割引はどのタイミングでするのか?
割引しないでも売れるようにするにはどうすれば
良いのか?

今日は長くなりましたので
次回、お話しさせていただきます。

ABOUT ME
1919junji
はじめまして 販促・集客アドバイザーの野村です。 店舗経営に一度失敗した私が、どのように他店に移った時に売上げを再生させたか、経験を通じて皆さんにお伝えしたいと思います。